痛み、筋肉の張り感、こり、シビレなどに対する施術です。当室では患者様がもともと持っている自然治癒力を高め、より早く楽になって頂くために痛い箇所やコリに対するアプローチだけでなく自律神経を整え、全身のバランスを調整することを重視しています。
身体の痛みは単につらい部分だけに異常があるとは限りません、
身体は全身繋がっています、
そのため、手足に症状がある場合でも背中にはり灸施術を行います。
女性の体は月経や出産、閉経などによるホルモンの変化により、月経痛・月経不順・PMS・更年期障害・冷え性など様々な症状でお悩みの方が多くいらっしゃいます。
当室でははり灸施術で自律神経やホルモンバランスを整え、こうした症状を和らげます。
更年期における様々な症状は女性ホルモンの減少が原因
女性ホルモンは月経がはじまる思春期あたりから分泌され始め20~30代あたりをピークに徐々に減少していき40代で急激に減少、閉経後には分泌されなくなります。
女性ホルモンは「守りのホルモン」と呼ばれ、女性が妊娠・出産できるようにサポートするほか、皮膚や髪に潤いを保ち、骨量の維持や弾力性のある血管を保つなど、美容や健康にも深く関わっています。
女性ホルモン(エストロゲン)の効果
〇髪、肌に潤いを与える
〇精神を安定させる
〇コレステロールを減らす
〇血管を丈夫にする
〇骨量を維持する
更年期と自律神経症状
女性ホルモンは脳からの指令で卵巣から分泌されます。
女性ホルモンには限りがあるため、更年期になると脳から女性ホルモンを出す指令が来ても、卵巣からホルモンが出なくなってしまいます、すると脳がさらに多く指令を出し、脳の自律神経の中枢を刺激することにより自律神経が乱れ様々な症状が現れます。
更年期にみられる自律神経の不調
〇ホットフラッシュ(のぼせ、上半身の急な発汗など)
〇冷え
〇動悸
〇疲れやすい
〇睡眠障害
〇抑うつ、不安感
〇意欲、集中力の低下
〇イライラ
など
消化器官を含む内臓の機能は自律神経によって調節されています。ストレス社会と言われている現代社会では常に緊張にさらされ自律神経のうち、交感神経が優位になっています。
鍼灸は治療後、体をリラックスさせる副交感神経が優位になるため消化器官が働きやすくなることで、消化器症状の改善を促します。
また当院ではオリジナルのおへそを温める温灸を使用しております。お腹がじんわりと温まりリラックスできると好評です。
〇腸と免疫
腸には免疫細胞の70%ほどが存在し体内に侵入した病原体と戦い、やっつけます。これを「腸管免疫」といい身体の防御力を高め病原体に感染しにくい身体をつくるために腸の調子を整えることが重要になります。
〇腸と精神
心を落ち着かせるセロトニン(通称:幸せホルモン)はなんと9割も腸で作られています。おなかの調子を整えることで心を落ち着かせリラックスさせます。
西洋医学では検査に基づき治療をしていきますが、東洋医学では身体全体を診て治療していきます。
不妊治療を希望される方の多くは冷え、月経に伴うトラブル、体の不調など抱えている方が多いため、はり灸治療で血の巡りを良くすることで赤ちゃんを妊娠しやすい身体に整える施術を行います。
鍼灸治療は副作用の少ないやさしい治療ですので医療機関で不妊治療を受けていらっしゃる方も並行して受けて頂けます。